前回の記事で書いた、ITパークそばのハワイアンレストランで発生した「怖いこと」とは、盗難事件でした。被害者は私ではありませんでしたが、はじめて経験する海外でのトラブルに頭が真っ白でした。ことの顛末と対応方法について書いていきます。
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盗難事件の発生!だれも気付くことすらできなかった
ハワイアンレストランでおいしく食事を食べたあと、さあ会計しようとすると、一緒に来ていた男性から「カバンがない!」という声が。
彼が持ってきていたのはバックパック用のリュックサック。無くすようなものではないので、そんなばかなと思いながら周囲を捜索。店員さん・周囲のお客さんを巻き込んでしばらく探しましたが、どれだけ探しても出てきませんでした。
盗まれたのだと気づいたとき、足がガクガクしたのを覚えています。今まで生きてきて、はっきりと盗難の被害に遭ったのははじめてでした。
盗まれた時の状況
彼のカバンはイスの下、足元に置いていたものでした。1人がトイレに立つことはあっても、席には常に2人以上が着席していたのに、盗まれたことにすらさっぱり気づきませんでした・・・(T_T)
結局盗んだ人は分からずじまい。店員さんかもしれないし、お客さんかもしれません。たしかにこのお店は完全にオープンテラスタイプなので、部外者も入れてしまう可能性も大いにあります。食事中であってももっと強く警戒しておくべきだったと猛省しました。
だからといって「このお店には行かないほうがいい!」という警告がしたいわけではありません。あとあと学校の先生にこの話をすると、セブで物が盗まれること自体はそんなに珍しいことではないようでした。
どのお店でもどの場所でも、きちんと手荷物は目の届く場所に置いておく/身体から離さないでおくべきでした。大反省・・・。
私のカバンも空いている席にポンと置かれていただけなので、盗まれていても不思議ではありません。これ以降は必ずヒザの上に乗せて食事するようになりました。
被害に遭ったもの
大きな大きなリュックサックには、不幸なことに貴重品すべてがいれっぱなしでした。現金(ペソ・日本円)・キャッシュカード・クレジットカード・運転免許証・ドミトリーのカギ・自宅のカギなどなどなど・・・・!
パスポートは、初日に学校へ預けていたので無事でした。不幸中の幸い。
旅行中の貴重品は分散させることが肝要です(TT)
事件のあとにしたこと
対応は翌日も丸一日かかり、彼は一連の対応に追われていたので、これ以降の授業に参加することはできませんでした。
防犯カメラの確認
店内捜索のあと、店員さんに防犯カメラの確認を依頼しました。
本来は月曜日に週次でしか確認しないとのことでしたが、それでは帰国日を過ぎてしまうので、交渉してなんとか翌日のお昼までに対応してもらえることに。
ちなみにこの交渉には、店内にいた現地のお客さんが手助けしてくれました。このお客さんの妹さんは日本に嫁ぎに行ったんだそうで、「初めて来たセブでこんな思いをさせてしまって申し訳ない」とかなしげに謝罪を受けました。(本当かどうかは分かりませんが←疑心暗鬼)
ただし翌日確認したこの映像には私たちの席が映っておらず、参考になりませんでした。
学校に連絡
発生場所は学校の目と鼻の先だったので、すぐに学校に飛び込みました。すでに23時ごろでしたが、オンライン英会話をやってるおかげか遅くまで人がいたのでラッキーでした。
訪れた目的は事件の報告と、ドミトリーのカギを貸してもらいたかったから。警備員さんに開けてもらえるように取り計らってもらえました。
クレジットカードを止める
ここからは被害に遭った彼自身がしたことですが。
クレジットカード各社に連絡して、カードの利用を即座に停止する必要があります。
残りの期間を過ごすための現金の確保
私含め、学校のメンバーが持っているお金を貸し出して、残りの期間を過ごすためのたくわえにしていました。
周囲に助けられる人がいてよかった。これがひとり旅だったらこわすぎる・・・。
翌朝に再度学校へ連絡し、現地スタッフの協力を得る
改めて日本人スタッフに相談したところ、きちんと対応してくれました。こういうトラブル時、母国で状況共有をできることは心強いですね。日本資本の学校の強みかも。
現地の警備員を呼んでもらい、その人に監視カメラの確認や、そのあとの被害届の提出に付き添ってもらったようです。
被害届の取得
被害届(ポリスレポート)を取得する必要があります。まずはCebu City Hallへ行き、そのあと警察署に行く流れです。パスポートの持参が必要。
学校から入学時にもらった冊子にはこんな記載がありました。
画像付きで流れを説明してくれているサイトさんはこちら。makicebu.com
セブの治安は?
セブの治安は世界最大の地域情報データベースNumbeoによると、「東京よりは悪いがニューヨークやロンドンには劣らない」レベルだそうです。
ただジプニーというTHEローカルな乗り物内や、クラブハウスなどが密集するエリアは盗難の被害が多いようなので特に注意が必要です。地図の赤色部分が夜遊びエリア。青色部分は学校があるITパークのあたりです。
ITパークはセブ内でも治安がいいとされているエリアですが、それでも今回のような盗難は発生しますし、歩きスマホをスラれるケースも多いと聞くので、やっぱりどこでも気を抜かないことが大切です・・・。
被害に遭わないために
今回のことを経て、個人的に大事かなと思うのは以下です。
- 必要のない貴重品は国外に持ち出さない
- 旅行専用の安価な財布を使う
- 貴重品はなるべく分散させる
- カバンはチャックができるもの・リュックは避ける
- 食事中でもカバンは身体から離さない(スマホも机の上に放置しない!)
- パスポート・クレジットカード・キャッシュカード等のコピーを持っておく
- 渡航前に保険内容を確認しておく
- 現地に慣れてきても気を抜かない!
以上!あ~~盗難ってほんとこわい!たのしい旅行がたのしい思い出になるように、海外ではいつも以上に気を付けましょう!