甘川洞文化村を観光し、モッジホステルの看板犬に別れを告げたのち、高速鉄道KTXに乗ってソウルへ移動します!
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高速鉄道KTXに乗るべく釜山駅へ
宿を出たら釜山駅に向かいます。ホステルが駅に近くてよかった。
そもそもKTXとは
KTXは観光内の主要都市を結ぶ高速鉄道です。
ソウル⇔釜山間の約400Kmの道のりは、約2時間30分・W59,800で運行しています。宇時間でいえば品川⇔新大阪間くらいでしょうか。金額は新幹線よりお手頃です。
釜山⇔ソウルの移動でオススメなのは飛行機?KTX?
ソウルまで飛行機で行くオプションももちろんあったのですが、飛行機だと空港までの行き来がどうしてもめんどうくさい!KTXなら、釜山駅もソウル駅も市内地なので移動がしやすいという大きな利点があり、今回はKTXをチョイスしました。
価格もそう変わらないので、時間と手間を節約できたという意味では結果としてよい判断だったな~と思います。おすすめ。
まずはチケットを買おう!
釜山駅についたらまず2Fにある切符売り場へ。オンラインによる事前購入や、自動券売機での購入も可能ですが、特に混んでいなかったので私は窓口で購入しました。
「ソウルに行きたいです!」とだけ伝えたら、窓口の女性が「ネ~(はい)」と答えながら、さささーっと20分以内に出発する鉄道を手配してくれました。なるはやで着きたかったのでスムーズなやり取りでありがたい。逆に希望の時間帯があればここでしっかり主張しないと手配されちゃうかもです。笑
時間に余裕のあるチケットを買ったとしても、釜山駅内はカフェなどの飲食店がたくさんあったので、ヒマは簡単につぶせると思いますよ。
チケットは日本の新幹線のような堅い切手ではなく、ぺらぺらのレシートのようなもの。英字表記もあるので、Car No.(号車)が14、Seat No.(座席)が11Cのものであることが分かりやすい。
信用乗車方式にビックリ?!
ここまでは順調だったんですが、驚いたのは改札がないことでした!標識に従ってずんずん歩くと、「もうすぐ改札が出てくるだろう」と思えど思えどまったく出てこない。駅の中にいるのか外にいるのかもいまいちわからないまま、気づけばホームにたどり着いてしまう、というような駅構造です。
なんの事前知識もなかったので、改札をすっとばして中へ入ってしまったのかと思ってかなり焦りました。でもチケットは買ってあるから、無賃乗車はしてないはず・・と自分を落ち着かせましたが、実はこれ、韓国鉄道公社が信用乗車方式を採用しているからなんです。
正確には、以前KTX開通の際に自動改札機を設置したもののトラブルが多発し、使用を取りやめたためなんだとか。
目的地のソウルでもそれは同じで、改札なしで駅の内外を行き来できてしまいます。チケットが数百円で買えるような鉄道間で信用乗車方式を採用するならともかく、高価な高速鉄道でもこれをやるなんて・・なかなか大胆な運営ですよね。
鉄道内で食べるランチを買おう
さて、陸路移動のロマンといえば、車内でいただく食事とアルコールではないでしょうか。・・・違いますでしょうか。せっかくなので食べるものを釜山駅内で探すことに!
そして見つけたのがこちらのファンゴンオムク(환공어묵)。チケット売り場のそばにあります。ファンゴンオムクとは、釜山名物の練り物のこと。魚のすり身を成形したものです。
釜山名物なのにそういえば食べられてなかったなあ、ということで、最後の釜山の食事に決定しました。
練り物屋さんといえどどこかパン屋さんのようなおしゃれなディスプレイをされたこのお店のメニューは、スパイシードッグやチーズボール、ガーリックシュリンプなど、聞いただけでよだれが出そうなものばかり。
悩んだ末に、チーズ海鮮W3,000・チーズなんとかW3,000・カニボールW500を購入しました。欲望のあまり素直にチーズかぶりしてる。
ついでにそばにあったコンビニへ駆け込みビールのロング缶W3,000もゲットして、いざ乗車へ!
釜山からソウルへ鉄道の旅
余裕を持ってホームへ行ったつもりが、すでに鉄道は停車していました。京釜線とやらの始発だったのかな。
KTXの外観・内観
見た目も色合いも、ちょっと素朴?な感じの外観です。
中へ乗り込みます。写真左手にちょこっと見える棚が荷物置き場です。
わりあい狭く、大きなスーツケース2つ分くらいのスペースしかありませんでした。かろうじておけましたが、上段しか開いていなかったので持ち上げるときにものすごい気合が要りました・・。
座席スペースまでいくと、見た目ではもう日本の列車と相違はほとんどありません。
違うのは、座席が後ろ向きで走っていたこと!
欧米諸国のような「進行方向が随時変わる」ための車内構造をまねて、一部の座席の向きを変えたんだそうですが、韓国ではほとんど同一方向にしか進行しないため、ただただ後ろ向きで走る車両が爆誕してしまったそうです。しかも座席向きの変更は不可。KTXの開通時の責任者おっちょこちょいなの?
窓際の座席に座ればコンセントが2つあるので便利。
がらがらのはずなのになぜか私の隣にはばっつり人がいて、なんで??と思いつつ、さっき買ったおいしい練り物とビールを頬張りました。全部めちゃくちゃおいしかった。
異国の地で異国の名物食べながら電車に乗るの最高だ!と気づいた記念すべき日。
ソウル駅に到着!
そうして2時間40分を過ごし、無事にソウル駅に到着しました!いい陸路の旅でした。
ホームから伸びるエスカレータの先には、キンパなどの売店がいくつか出ていて、これまたすっごくおいしそうでした。
すぐそばにはこれら売店の食べ物を買ってむしゃむしゃ食べているとみられる人々が階段に大勢座っていました。先述した通りここも信用乗車方式なので、「KTXに乗る前の人たち」ではなく「ただ駅のホームそばでごはんを食べたくて来た」人の可能性もあるのかしら・・。
なんの改札も通らずにKTXエリアを通り抜けて、ソウルへの移動完了。何度も観光でソウルに来ていると、逆に寄り付かないでいたソウル駅ですが、久しぶりに来ると大きな駅だなあと感嘆の声が漏れます。
余談ですがここソウル駅で韓国ウォンの両替をしたんですが、結構レートがよかったのでおすすめ。