イタリア旅行5日目!今日の朝ごはんは、フィレンツェの中央市場で。名物のランプレドットのパニーニをいただくことにしました。
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イタリアひとり旅5日目スタート!
さあ、イタリアひとり旅5日目。フィレンツェでの滞在は2日目の朝を迎えました。
この日はめちゃめちゃに寒く、長袖の薄手ニット+軽い上着などではとうてい敵いっこない気候・・・・。イタリアの5月初旬、なかなか気温にばらつきがあります。
昨日のうちに手洗いして部屋干ししておいたヒートテックを手に取るも、まだ生乾き。仕方なく手持ちの薄手ニットを3枚重ねて出かけることにしました。
ニットの形は全部ちがうので、背中側を見ると大変最先端な重ね着具合になっていたんですが、上着で隠し続けました。
歴史的建造物を眺める朝
今日の朝ごはんは、フィレンツェの中央市場(メルカートチェントラーレ)で食べたい!ということで、8:30過ぎにホステルを出てそちらへ向かうことに。
まずはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の方面へ。見るのが二度目でも、威厳ある佇まいにやっぱりうっとりします。フィレンツェに住んでる人にとってはこれが日常なのかあ・・と思うとあまりに羨ましい。
そこから北側、やや西寄りに進むと、昨日の待ち合わせ場所にも使ったサン・ロレンツォ聖堂が。
アリエント通りの革製品屋台ストリートを覗く
サン・ロレンツォ聖堂のすぐそばにある道に「SAN LORENZO MERCATO↘」と、中央市場へと導く看板が続いていました。
このあたりはアリエント通り。長い長い露天商の通りのようです。時間はまだ9:00前でしたが、屋台がずらりと並んでいました。
多くの屋台はまだ品出し中のようでしたが、歩いているとあちこちから「Hi, madame! Make good price!」との声が掛かります。早くからやってるんだなあ~~。
売っているものは、これまた革製品が多め。露天商と侮るなかれ、結構かわいいものがたくさん売っています!
フィレンツェにはあちこちで革製品の屋台を見かけますが、私がふらふら歩きまわった感じだと、ここが一番大きい気がします。
それと、昨日の記事でちらっと夜の様子を載せたポルチェッリーノの噴水(子豚の噴水)のあたりが二番目に大きい・・・・・んじゃないかなと思います。所感。
美しいストールや、美術品のお店なんかもありました。
いい匂いが漂う中央市場に突撃
ところで中央市場はいったいどこに?と思っていたら、屋台が大きな並ぶその背にある建物がそれでした。ぜんぜん気づかなかった。
さあいざ中央市場の中へ入ってみると・・・・なんだかおしゃれな空間が!
日本でも、私がこれまで行ったアジアの国々でも、“屋内の市場”といえばちょっと生臭いにおいがするような、そんな場所が多い印象でした。活気があって雑多で、パワフルなイメージ。
でもここは違う!生臭いにおいが一切せず、その代わりにチーズやサラミのい~い香りが漂っているのです。
しかもお店のスペースが一つ一つが広くて、街の外にあるお店みたい。そしてかわいい!屋内市場ってこんなにかわいいものだっけ?!
このPriniっていうお店なんてとくにかわいくありませんか。上からぶらさがっているのはハムだというのに、装飾でこんなにラブリーな森のなかみたいになるんだなあ。
時間によっては人だかりができていて、人気店の様子。アクションカメラを起動させて場内を歩いていたら「Chao!」と言ってポーズを取りながら映り込んでくるおちゃめなおじちゃん店員さんがいました。
中央市場で売っているもの
市場内で売っているものは、ドライフルーツに野菜、チーズ、サラミ、生ハム、パンなどなど。干しキノコなんかもあります。どれもこれも鮮やかでかわいくて、歩き回るだけですっごくたのしい!市場価格なので、お土産をここで探す人も多いようです。
魚も売っているようなんですが、生臭さはほとんど感じませんでした。
中央市場には日本語がたくさん?!
おもしろかったのが、場内でわりと日本語表記を見かけること。これまで訪れたイタリアの地で日本語を読んだ記憶はそんなにないんですが、ここは日本語に溢れていました。
お店によってはクロネコヤマトの旗を掲げていたり。日本に送れるのかな?
日本人のスタッフさんもいるようで、ヨーロッパ気分でふらふら歩いているところに「どうぞ見ていってくださ~い」などと日本語で声をかけられてびっくりしたりもしました。フィレンツェ、日本人の観光客率がそんなに高いのかしら。
2階にはおしゃれなフードコートが
私は今回行きませんでしたが、この中央市場の2階にはおしゃれなフードコートあります。営業時間は10:00~24:00。
ピザやらなんやら食べれられるようです。さくっと手軽に、安価にランチ・ディナーを済ませたいときにいいかも。時間が合うならぜひ!
中央市場の場所・アクセス
フィレンツェ中心部からすぐ近くなので行きやすいですよ~~。
名前:Mercato Centrale Firenze
住所:Piazza del Mercato Centrale, Via dell’Ariento, 50123 Firenze FI, イタリア
営業時間:1F 7:00~14:00(土曜日は~17:00/日曜日定休) 2F 10:00~24:00
朝ごはんは老舗のランプレドットのパニーニで
さて、この市場でお目当ての朝ごはんをいただきます!
140年以上続く老舗のダ・ネルボーネ(Da Nerbone)
市場の端のエリアにあるこのお店の名前は、ダ・ネルボーネ(Da Nerbone)。地球の歩き方にも載っているような超有名店!です。お店に掲示されていた日本語の看板曰く1872年の開業で、歴史が長~いんだとか。
普段は行列必至とのことですが、私が行った平日の9:00すぎには、2,3人が並んでいるだけで済みました。
カウンターには、日本の雑誌か何かに掲載されたときの抜粋?が飾られていました。
オーダーの仕方とイートインの場所
オーダーの仕方はまずレジで注文して、受け取ったレシートを持ってカウンターへ。おじちゃんにそれを見せれば、目の前でおいしそうなメニューを作ってくれます。
頼んだら、お店の目の前にあるこのかわいいスペースで座って食べることができます。
私が頼んだもの ワイン&パニーニ
まずはこちら!赤ワイン(€1.5)!
旅行先で朝からビールを飲むことはしょっちゅうあっても、朝から赤ワインを飲むのははじめてかも~!グラスの淵ぎりぎりまで注いでくれました。
なかなかどっしりとしたお味。旅行中のモーニングアルコールの喜びをかみしめます。
それから、楽しみにしていた朝ごはんがこちら!フィレツェ名物のひとつであるゆで牛肉(ランプレドット)のパニーニ(4€)です!
イタリアに来てから€10くらいのものばっかり食べていたから、お安さにホッとする!!!!
カウンターで待っていると、おじちゃんが目のまえで作ってくれます。パンを切って、肉をどさどさ載せて、ソースを二種類かける姿を見るうちに、口のなかがよだれでいっぱいになっていました。
重ねられたパンを開くと、トマト・セロリ・ニンジン・玉ねぎなどなどの豊富な野菜とともに長時間煮込んだうまみたっぷりなランプレドットがこんにちはしています。ソースのうち一種は、サルサベルデというイタリアンパセリのもの、かな?
ランプレドットに使われている牛の部位は第4胃「ギアラ」。これがもう最高。
やわらかいのに、一噛みするたびに私は今おいしい胃をいただいている!!!と実感するほど、幸せな弾力がありました。
絶妙に塩気が効いていて、とにもかくにも赤ワインに合いすぎる。本当においしかったです。もつ煮込み系が好きな人は絶対に好き!!
私の旅行メモには「私の人生最期の日の朝ごはんは、これと赤ワインにする!」という重たい宣言が書き残してありました。それくらいおいしかった。あー書いてたらまた食べたい。
余談:オーダーするときはアピールすべし
余談ですが、このお店のネット上の口コミを見ていると「順番を抜かされた!」「アジア人差別だ!」などというコメントがあって気になりました。こういうことを書かれていると、行くのもちょっと躊躇しますよね。
以下は私がたった一度行ってみて、食べながらカウンターをじっと見ていて思っただけのことですが、たぶんこういう思いをした人は、カウンターでレシートを見せるときに「次にパニーニを受け取るのは俺で!」のアピールが足りてなかったのかも・・・?と思います。
カウンターの前でレシートも出さずただじっと店員さんから声を掛けられるのを待っていて、後ろの人が「なんだこいつ?オーダーしないなら俺が先に」という感じでレシートを出して、さっそうとパニーニを受け取ってしまうシーンを何度か見かけました。
カウンターに着いたらまずはレシートを堂々と見せつけて「次は俺やで!!」感を出す。そうすれば不条理を味わうことなく美味しいパニーニをゲットできる・・・・・んじゃないかな?!!たぶん!!分かりませんけど!!!と思います。(無責任)
中央市場もかわいくてたのしいし、このお店のパニーニはとってもおいしいので、ぜひのぜひぜひ食べてみてほしいです。ご参考まで!