オルヴィエートのそぞろ歩き!
好奇心で街の端っこまで歩いてみることに。そこで待っていたのは、天国のように穏やかな美しい場所でした。
Contents
オルヴィエートの街歩き後編
オルヴィエートの雑貨屋さん巡りを終えて、さらに大通りのコルソ・カブールを進みます。
通りの簡単な解説はこちら。↓
聖アンドレア教会
道が開けたところには聖アンドレア教会が。イエスの使徒である、アンデレの記念聖堂?だとか。ごくシンプルなローカルな教会らしい外観。
すぐそばにはお花屋さんがありました。
レプッブリカ広場そばではマーケットが
聖アンドレア教会のほか、市役所などがあるレプッブリカ広場。このあたりではちょっとしたマーケットが開催されていて、チョコレートやクッキーなどが販売されていました。
オルヴィエートの端っこへ行ってみたい!
ここまで来ると、オルヴィエートの東西4分の3くらいは歩いたことになります。そう思うと気になってくるのは「オルヴィエートのはしっこはどうなっているんだろう?」ということ。せっかくなので、このままずんずんと先を進むことにしました。
マーケットすら抜けると、あとはもう雑貨屋やレストランはほとんど見かけなくなり、閑静な住宅街が続きます。
マラブランカ通りを歩いて街の端へ
コルソ・カブールからフィリッペスキ通りを経由してまっすぐ進むと、途中で左手のカーヴァ通りと右手のマラブランカ通りに分岐します。
この2本の通りには高低差があり、後者のマラブランカ通りを歩くと、家々が複雑に並ぶオルヴィエートの街を望むことができました。控えめな黄土色の建物が多くて色味はまとまっているものの、どこか迷路のような立ち並び方をしているのがおもしろい。
聖アンドレア教会から歩いて10分ほど、オルヴィエートの端っこに到着しました!丘の上に立つこの街が、地上から分断されたような不思議な場所にあることを改めて思い知ります。
崖際に並んで立つ家々。
オルヴィエートの端で見つけた天国みたいな場所
街はここで終わりではなく、すこし下まで行ける所があることに気づきました。看板を見る限り、8-19時のあいだ解放されている場所のようで、犬の散歩なんかに利用する人が多い様子。
丘上都市のオルヴィエートの最端部。下りてみると、ここが素晴らしかった!
街から一段下りた人気のない広場で、沈みはじめた太陽のやわらかい光を浴びた背の高い木々。生い茂る雑草が、さらさらと風に吹かれて立てる小さな音だけが聞こえます。ただそれだけなのに、しばらく動けなくなるほど美しかった。
天国に行く一歩手前。そんな雰囲気のあるところだな、と思いました。
洞窟のようになっているところにも、小さなベンチが。
生活の中にこんなところがあったら、どんなにか救われるだろうなあ・・・。
Google Mapでこのあたりを調べたら「VIEW」という名前で登録されていました。何の名前もない、ひっそりと地味だけれどとっても贅沢な場所。時間があればぜひぜひ足を運んでみてください。
夕暮れ時のオルヴィエートをそぞろ歩き
帰り道はカーヴァ通りを歩いて街中へ戻ります。
「10%の傾斜道」を示す看板があるように、こちらはちょっとしんどい坂道が続きます。
街のあちこちにある自動販売機スポットで小休憩
オルヴィエートの街中には手軽な休憩スポットが。それがこのカフェサービスステーション!(勝手に名付けました)
まあ簡単に言えば自動販売機が集合したコーナーです。24時間開いています。イタリアの街中はあんまり自販機を見かけないので、便利な場所。
ありがたいのは机と椅子、なんと電源コンセントまであること!たまに歩き疲れるとここに寄って、エスプレッソを飲みながら5分くらいの小休憩をしていました。お値段は€0.8とかそれくらい。
ボタンを押すと、カップにエスプレッソと、たっぷりのお砂糖が入って出てきます。付属のスプーンでぐるぐる混ぜてぐいっと飲む。味も結構おいしいです。
ポポロ広場はまだまだ大盛り上がり
このタイミングで一度ホステルに戻ってトイレ休憩。街が小さいと、トイレ問題にも困らないのでありがたい!
ホステル前のポポロ広場では、昼間から続くビールフェスタでまだまだ盛り上がっていました。
生バンドの音楽に合わせて踊る子供たち。平和だあ。
ドゥオーモ通りを歩いて空腹待ち
チヴィタでランチを食べたのが16:00ごろなので、まだどうにもお腹が空きません。仕方ないのでドゥオーモ通りをふらふら。レストランが多いこの通りは、夜になってさらに活気を増したようです。
また会ったね、オルヴィエート大聖堂。
地元っ子(らしき人)たちにならってドゥオーモそばに座り込んで、読書しながら夕暮れと空腹を待つことにしました。