西面駅の散歩からまたまた南浦洞方面へ。
いくつかの地下街を覗き見して、国際市場そばの屋台通り周辺を見て回ったあと、釜山タワーで地元客に混じってのんびり。チヂミを食べて夜を締めます。
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南浦洞の地下街は夜が早い?
昨日はチャガルチ駅に降りましたが、今日は南浦駅で下車。
光復&南浦地下ショッピングセンター
南浦駅には、中央駅まで続く光復地下ショッピングセンターと、チャガルチ駅まで続く南浦地下ショッピングセンターというふたつの地下街があります。
参照:コネスト地図
ガイドブックなどでは特に触れられていない場所ですが、西面駅の地下街が楽しかったので、南浦駅の地下街にも行ってみることに。
何もなかった。
光復地下ショッピングセンターは、このとき20時前と時間がやや遅かった?せいなのか、かわいい雰囲気のお店はあるもののだいたい閉店済。
一方で南浦地下ショッピングセンターは年齢層が激高でした。ジャージとかがいっぱい売ってる感じ。NU’ESTというK-POPアイドルの雑な顔パネルを見れたのは収穫でした。(?)
雨に濡れず信号にも引っかからず、隣駅まで歩ける地下街があるというのは素晴らしいことと思います。ただ観光でわざわざ歩きに行く場所ではないな、と感じました…。
国際地下ショッピングセンター
地下街から外に出て国際市場近くまで行き、今度は国際地下ショッピングセンターに降りてみます。
何もなかった。
本当は陶器やポストカードなど、ちょっとした雑貨が買える場所のようなんですが、こちらも時間が遅いせいかほとんどのお店がやっていませんでした・・・無念・・・・!
でも確かに美術通りと呼ばれるだけあって、アートが散見できる場所ではありました。
国際市場
気を取り直して4番出口あたりから地上に戻り、国際市場へ行ってみます。
何もなかった!!!えーん!なんだよー!!
活気ある国際市場近くの通りへ
国際通りは「A4」「B4」など区画名がはっきりしていて、自分がどこにいるのか分かりやすいのが特徴。
A5とA6の間から市場の外へ出ると、さっきまでとは一転して、開店中のお店が並ぶにぎやかな通りに出ました。
▼歩いたコース
参照:コネスト地図
この通りには男性もののお洋服屋さんがたくさん!あんまり韓国で男性向けのお洋服屋さんが多い通りを見かけたことがなかったので驚きました。
中にはゴリゴリのマイルドヤンキー系?のお店も!こんなの着てる人韓国にいる?!!
全般としてはおしゃれで清潔感があり、かつ低価格なお店がいっぱいありました!異性のものなのに見ててたのしい。
弟にニットセーターを買うかどうか散々悩んでやめたんですが、いまだに買えばよかったな~!と思うくらい素敵で安かったです。
そんな通りが釜山銀行あたりまで続いたかと思うと、屋台がズラーっと並ぶ賑やか道にぶつかります。
道の両脇には女性向けのお洋服屋さんも。
光復路文化ファッション通り
この道を南に下り、ダイソーあたりの分岐点をどちらか進むと、大通りである光復路文化ファッション通りに出ます。
OLIVE YOUNGやinnisfree、CLUB CLIOなど有名どころの化粧品ブランドや、around101などのファッションブランド、PUMAやadidasといったスポーツ系ブランドが軒を連ねます。
華やかですが、道が広めなのでごちゃつきのない、わりあい綺麗な通りです。
衝動のままに釜山タワーに近づく
あちこちのお店に寄りながら光復路文化ファッション通りを歩いていると、突然ぽつねんと暗闇に建つエスカレーターを見つけました。看板にはYONGDUSAN PARKの文字。
おお、これはもしや釜山タワーのある龍頭山公園へ続く道!
お洒落な大通りに公園へつながるエスカレーターがドンと存在するおもしろさ。せっかくなので行ってみることに。
参照:コネスト地図
エスカレーターは4つ分ほど。これも時間が遅いからか、いくつかは休止中だったので、その場合は階段でエッサホイサと上ります。自転車を持ち上げながら懸命に足をあげるおじいちゃんもいて、頑張れ・・とつい心の中で応援してしまいます。
上りきったところには広い公園があり、そのさらに奥に、白くて細く長い、繊細な佇まいの釜山タワーがありました。
釜山タワーの足元で飲む最高の時間
釜山タワーは公園から少し高い位置にあります。
近づくと釜山タワーの周辺にはカフェやコンビニがあり、コンビニのそばには机やいすが用意されていて、たのしそうに酒盛りをしている人たちが!
・・ちょっぴり肌寒い野外、街のシンボルタワーと夜景を仰ぎながら、飲むお酒・・・?!そんな最高ありますか?!!!
無意識のうちに私もコンビニでお酒を買っていました。
周りは観光客というより地元の人が多いらしい様子。誰も彼も仲間や恋人と楽しそうに時間を過ごしていて、ひとりでビールをぐびぐびしているのは完全に私だけでしたが、そんなことも気にならないくらい、今も忘れられない至福の時間でした。大好きなK-POPも流れていて雰囲気もよい!
しかもこのジャケ買いした見知らぬビールがものすんごく美味しかった!ロングでW4,200。
夜景を見ながらキャパオーバーなほどの多幸感にニヤニヤしていると、隣のカップルの女の子が「オットッケ(どうしよう)」と言いながらワッと泣き出して、こちらまでドギマギしたり。そりゃあこんな場所ではドラマが起こるよな・・と妙に納得。
21時の釜山タワー
そんな風にしてしばらくの間、旅行中とは思えないほど、そして旅行中だからこそボーっとした時間を過ごしました。スマホも見ず、ただただ釜山の街や人々を眺めました。
音楽が止んだので、そろそろ終わりの時間なのかなと思い釜山タワーを背に公園を歩いていると、突然背後からカウントダウンの音が!
時刻はまもなく21時。カウントダウンの明けた先は、プロジェクションマッピング!
わああ。
10分ほどの間、釜山タワーに色とりどりの映像が映し出されます。こんなスリムなものになにを投影したものか悩ましいものだろうに、本当に多種多様な映像が流れていて、公園にいる人みんなが飽きずに頭上をずっとずっと眺めつづけていました。
このプロジェクションマッピングを目的に行っても十分楽しめるかもしれませんが、私はさっぱり知らずに来て、偶然この光景を見れたことに、酔った頭でただひたすらに感激していました。ひとり旅はこういう、幸せの増幅作用みたいなものがありますよね・・。
雨が降ったらチヂミを食べよう
さて、感動してもお腹は空きます。夜ごはんをどうしようかとしばらく悩んだのち、今夜はチヂミを食べることにしました。
台風が来たらコロッケ、の韓国バージョン
2人分~しか注文できない料理が多くひとり旅泣かせな韓国ですが、チヂミは1枚頼んでも大体食べきれるありがたいメニューのひとつです。さらに韓国では「雨が降ったらチヂミを食べる(焼ける音が雨音に似ているから)」という風習のようなものがあり、台風の日に訪れた今回の釜山旅行にぴったり!
どこで食べるかしばらく悩んだあと、昨日行ったカントン夜市そばの飲み屋街へ。うろうろとお店を探して、チヂミが売っていて、そこそこ空いていて、ひとりでも入れてくれそうなお店に飛び込みます!
チヂミ屋さん・チョンロピンデトッへ
日本では「チヂミ」としてなじみのある料理ですが、本来は「ピンデトッ(빈대떡)」といいます。お店の看板を見る限り、英語だとKOREAN PIZZAっていうみたい。
渡してもらった日本語併記のメニューに、「모듬빈대떡(盛り合わせのピンデトッ)」(W8,000)というありがたいものが載っていたのでそれを頼むことに。それから当然のごとくビールW4,000も。
待ってる間、別のメニュー表に「緑豆を使ったお好み焼き(五目)」とちがう訳し方をされているのを見つけて、エッ盛り合わせって五目ってこと?!と焦ったんですが、ちゃんと盛り合わせでした。まんまるに焼かれたチヂミに、海鮮・キムチ・お肉メインのゾーンがあり、ひとりでチヂミを丸々食べるためには味の変化があってものすご~くありがたいメニューでした。
パンチャンも結構量があったのでお腹いっぱい。現金でお支払いしました。
お店の詳細情報
なぜか駅前にガラスが散らばるチャガルチ駅を通り・・ホステルへ戻ります。