韓国旅行のなかでも特におすすめな観光スポットが集まるソウル北部エリア!
景福宮・三清洞・北村韓屋村・仁寺洞・益善洞などなど、いろんな場所の名前は聞くけれど、いまいち位置関係が分かりづらくありませんか?
ここでは私が自分の足で見つけた、オススメの”一筆書き”なまわり方をお伝えします!
Contents
ソウル北部は一度は行ってほしい魅力的な観光エリア!
韓国に何度か行っている私ですが、なかでも特に好きなスポットはソウル北部のエリア!
景福宮・三清洞・北村韓屋村・仁寺洞・益善洞などなど、魅力いっぱいの場所が集まっていて、韓国の歴史的な面も現代的な面も一度にたのしむことができるエリアです!
ただ、ガイドブックやインターネットで調べたとき、個々のエリアについてはたくさんの情報を得られても、それぞれがどんな位置関係にあるのか?効率的に歩いて回れるのか?というようなことが、ものすごーく分かりづらいんじゃないかなと思います。
私もそのことに悩んだひとり。散々調べても埒が明かず、自分の足で歩き回ってその答えを見つけてきたので、今回はそれを記事にしたいと思います!
ソウル北部のおすすめスポットの位置関係
ソウル北部は見どころがたくさんあるエリアですが、なかでも個人的に好きなスポットは先述した景福宮・三清洞・北村韓屋村・仁寺洞・益善洞。それぞれどういう位置関係にあるのかというと、すべて地下鉄3番線の景福宮駅~安国駅~鍾路3街駅沿いにスポットが固まっていることが分かります。
距離としてもそう離れていないので、歩くのが好きな方ならこれらの観光スポットはすべて歩いて回ることが可能です!
参照:韓国地図コネスト(←オリジナルの地図はこちらでご確認ください)
ソウル北部のおすすめスポットをまわる順番と所要時間
地図上の矢印でも示していますが、たとえば景福宮から益善洞まで回るならこんな順番がおすすめ。逆回りでもOKですが、景福宮は9:00オープンと早くから入れるので、朝早くから動けるという意味でこちら回りがいいかな~と思います。
もちろん好みに応じて追加やショートカットも可能です。追加するなら景福宮の前に通仁市場へ行ったり、北村韓屋村のあとに昌徳宮(チャンドックン)へ行く、などでしょうか。
ショートカットに関しては、たとえば景福宮は観光にチケット費用・時間がかかるので、ここは飛ばして三清洞から益善洞まで回りたい!ということであればこんな感じ。その場合は、最寄り駅は安国駅のほうが便利です。
それぞれの滞在時間に30分ずつ見るとして、ソウル北部エリアでこれらのスポットを回って満喫するには最低でも4時間は必要かなと思います。食事やカフェに寄る場合はさらに+各30分~1時間!
もちろん単発スポットだけならささっと見られますが、せっかくこんなに素敵な場所がキュッと近く集結しているので、可能ならぜひぜひ時間に余裕を持ってぐるりと回るスケジュールを組んでみてくださいね(*^^*)
ソウル北部の観光スポットのざっくり解説!
なぜ私がこんなにソウル北部を押すのか。それはそれぞれの観光スポットがほんとう~~に素敵だから!過去に私が撮った写真とともに、おすすめ回り順の通りに簡単に説明していきますね。
スタートは景福宮駅!
まずは地下鉄3号線の景福宮駅(キョンボックン駅)へ。5番出口が最寄りです。
景福宮
景福宮(キョンボックン)は朝鮮王朝の王宮であり、王の政治・生活の場でした。ソウル市内にある5大王宮の中で最大の大きさを誇り、ソウルのビル群の中にどんと構える姿が印象的です。
道路に面した光化門は無料で観光できます。その奥にある興礼門より先へと進むには、チケット売り場で入場チケット3,000W(韓服着用者は無料)を買う必要があります。
敷地内は日本語の解説が充実していて分かりやすく、公園のように広々としていて景観の美しい場所が多いので、時間に余裕があればぜひ。
景福宮
住所:ソウル特別市 鍾路区 世宗路 1-1
国立民族博物館
景福宮の北東には国立民族博物館が。中に入らなくても、1970~80年代の韓国の街並みを再現した「思い出の道」などが見られます。
国立現代美術館
国立民族博物館から大通りへ出ると、国立現代美術館が向かいの道に見えます。
そちら側へ渡り、美術館を右手に見ながら坂を上がっていくと三清洞に着きます。
三清洞
坂を上がり、三清洞へはこの看板が目印。このあたりで道が直進と右手方向のふたまたに分かれますが、右手へ進みます。
三清洞(サムチョンドン)は晴れた日にぜひ来てほしいエリア!街路樹が両サイドの道に植えられ、太陽の陽にあてられて絶妙な木漏れ日を生みます。東京でいうなら代官山や青山エリアのよう。
昔ながらの韓屋とおしゃれな店々とのコントラストが楽しい、散歩にこれ以上ないほどぴったりな道。
道路わきに並ぶのはひとつひとつ単体の建屋かと思いきや、段差を利用して奥に奥に飲食店が連なっています。なんともおもしろく、つい迷い込んでみたくなるエリアです。
かわいらしい雑貨・衣服の路面店や、銅像や壁面アートなどが点在していることもこのエリアの特徴。
Repetto・スターバックスあたりを超えたら「そろそろ引き返しましょう」の合図です。往路の向かい側の道に渡ってから戻ってくると、また通りが違って見えて楽しいです。
北村韓屋村
上記の通り三清洞をある程度引き返したのち、交番のあたりまで出たらすこし東に進み、坂道をまたぐんぐん北へと上ると、北村韓屋村が姿を現します。(ほかにも諸ルートあり)
北村(ブクチョン)とは、世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)と景福宮(ギョンボックン)という王宮の間にある街並みのこと。当時の貴族が住んでいたエリアです。
なかでも2008年にソウル市が選定した北村八景は、北村韓屋マウルの魅力がよく分かる全8か所のスポットのことで、上記のルートではそのうち北村四~八景を巡ることができます。
それぞれのスポットはそう広くありませんが、京都の町屋なんかが好きな人にはたまらない光景です!
三清洞のメインストリートから、何本か北村韓屋村へつながる階段もあります!
私はまだトライしたことないので場所を教えられず申し訳ないのですが・・見つけられたらそこから登るとかなりショートカットになります!
行き止まりの階段もあるので注意。コネストの地図上に「階段」との表記があるものなら上までつながっている・・と思います。
北村韓屋村そばの韓屋カフェ
この周辺には韓屋を利用した韓屋カフェがいくつかあり、ゆったりとした雰囲気の中で韓国の伝統的なお茶やお茶菓子を楽しむことができます。
三清洞から安国駅方面へ
北村韓屋村を下って大通りに出て(★の位置)、そのまま南へ下ると安国駅に出ます。
参照:韓国地図コネスト
安国駅5番出口そばのガソリンスタンドにぶつかったら右方面に進めば、仁寺洞のエリアへたどり着きます。
仁寺洞
仁寺洞(インサドン)は昔から画家の街として栄え、今なおギャラリーや韓国伝統工芸のお店・伝統茶屋さんなどが多く立ち並ぶエリアです。東京でいうなら浅草。
屋台も多く、食べ歩きが楽しいことでも有名です。
サムジキル
なかでも有名なのはサムジキルという4階建てのモール。らせん状のスロープに伝統工芸や雑貨などのお店が並び、ぐるぐると見て回るだけでたのしい場所です。
仁寺洞マル
2014年9月にオープンした仁寺洞マルも仁寺洞で人気のお買い物スポット。
本館(地下1~4階)と新館(地下1~6階)に分かれていて、それぞれのフロアはそこまで広くはありませんが、韓国人デザイナー発のハンドメイドのお洋服や小物・文房具などの雑貨を買うことができます。
韓定食通り
韓国の伝統にたくさん触れられる仁寺洞には、韓定食(ハンジョンシッ)が食べられるお店が路地内に何店舗かあります。
ずらりと並べられた韓国料理の小皿の数々は、目にもお腹にもたのしいメニューです。
仁寺洞から益善洞へ
仁寺洞のメインストリートを南へ下って、誠文堂というお店を左手へ。横断歩道を横切って、鍾路税務署を過ぎたらorイビスアンバサダーソウル仁寺洞が見えたら右に曲がれば、益善洞へ着きます!
▼誠文堂
▼横断歩道(楽園商店街そば)
益善洞韓屋村
益善洞(イクソンドン)はここ数年のホットスポット!伝統的な韓屋が立ち並ぶちょっと寂れたエリアだったのが、2014・15年ごろから始まった再開発で大人気のおしゃれ通りに変身しました。
益善洞のショップ・レストラン
何本かある細い通りに小さな韓屋が並び、そのひとつひとつで雑貨屋やカフェ・レストランなどが経営されています。
▼アクセサリーショップ
▼お洋服屋さん
飲食店もハイセンスなところばかりです。
▼マダンフラワーカフェ
大人気ドラマ「トッケビ」のロケ地として有名!
住所:ソウル特別市 鍾路区 益善洞 166-23
▼植物(シンムル / 식물)
モダンな雰囲気の大人気おしゃれカフェ
住所:ソウル特別市 鍾路区 益善洞 166-62
▼ヨルトゥダル(열두달)
おしゃれなレストラン&ダイニングバー。私が以前好奇心で入って美味しかったところ。
住所:ソウル市鍾路区益善洞(イクソンドン)166-54
私は2017年以降ちょこちょこ訪問していますが、行くたびに人の量とお店の量がどんどん増えていると感じます。なるべく平日の日中に行くようにしていますが、それでも「人の渋滞」と言えるほどの混雑!でもそれだけの魅力がある場所です。
帰りは鍾路3街駅から
益善洞の最寄り駅である鍾路3街駅(チョンノサムガ駅)についたらこのコースはおしまいです。お疲れさまでした~~!出口は道路の向かいにある4番出口か、東端に位置する6番出口が近いです。
ちなみに鍾路3街駅は1・3・5番線が通っていて便利ですが、1番線のホームに行くまでかなり時間がかかるので、すぐ移動しないといけない場合は時間に気を付けてください!
以上!ソウル北部エリアの魅力と、その位置関係や歩き方が少しでも伝わればうれしいです。ぜひぜひお天気のいい日に歩いてみてください~!