つづいて向かうのは、トレビの泉とパンテオン神殿!
ローマといえば!な観光地のひとつであるトレビの泉で、定番のコイン投げを体験してきました。
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ヴェネツィア広場からトレビの泉へ
ヴェネツィア広場を出たら、トレビの泉に向かいます。徒歩10分ちょっと。
コロッセオで炎天下の中並び続けたのがうそのように気温が下がり、ぱらぱらと雨のちらつくなかでしたが、イタリアの街歩きのたのしさに比べればなんのストレスでもありません。
お店を眺めるのもたのしい~。
辺りにお土産屋さんが増えてきたら、もうすぐトレビの泉です。
トレビの泉でローマの再訪を願う
トレーヴィ広場に着きました!
トレビの泉のうしろにあるのはポーリ宮殿。細い路地を抜けた先にパッと視界が開けてこの光景が目に入るので、思わず「おおっ」と感嘆の声が漏れます。
ローマで最も有名な泉であるトレビの泉
階段を数段下ったところにあるトレビの泉は横幅25mほどの大きさ。ローマで最も大きく、もっとも有名な泉です。「ローマの休日」では、アン王女が髪をばっさりと切るシーンが、この泉のそばの美容院でした。
泉の水は透き通ったターコイズブルーで、真っ白な彫刻や宮殿によく映えていて美しい。
中央の彫刻は海の神「ネプチューン」。貝の上に乗っていて、暴れ馬(左)と穏やかな馬(右)がその貝を引いている様子を表しています。馬の方向的にうまくまっすぐ進まないんじゃ?とちょっと心配になりますが・・。
そしてとにかく、有名な場所がゆえに観光客の数がすごい!スリも多いと聞くので、さすがにちょっと警戒してカバンのチャックをぎゅっと握りしめ、人の間をすり抜けながら近づきます。
せっかく来たらコインを投げこもう
トレビの泉といえば、コイン投げ!言い伝えが有名です。
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なるとされる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われる。3枚の願いはキリスト教が離婚を禁止していたという歴史の名残りである。このコインは半分がカトリック系チャリティ団体に寄付される。
参照:Wikipedia
上記の枚数による願い事のいわれは諸説あるようです・・・3枚投げたら「恋人や夫・妻と別れられる」としていたり、「愛する人と結婚できる」とされていたり。完全に真逆!
正しいコインの投げ方は、「コインを右手に持ち、泉を背に立って目を閉じて、左肩越しに投げる」こと。私は「再びローマに来ることができますように」と願ってコインを1枚を投げ込みました。本当にまた来れるといいな。
夜のトレビの泉も美しい
ちなみに私はこの日、夜のトレビの泉も見る機会がありました。
ライトアップされていて、白とターコイズブルーのコントラストに、暗闇とぼうっとした光が色を添えてこれまたキレイ。
このときいっしょにトレビの泉へ行った現地のイタリア人(知らない人)から、泉の右側にある水飲み場で恋人や夫婦でいっしょに水を飲むと、永遠に別れないという言い伝えもあることを教えてもらいました。
この水は別名L’acqua dell’amore(愛の水)というんだそう。写真はぶれぶれのぶれですが、これがその水飲み場。水が二本、ぴーっと飛び出てるのが見えますか・・・。
ヴェネツィア広場からトレビの泉への徒歩での行き方
ヴェネツィア広場を出て徒歩10分ほど!すぐに着きます。
トレビの泉からパンテオンへ
さて、さらに観光を続けます。続いてはパンテオンの方面へ。徒歩10分かかりません。
道すがら、道路の真ん中に本屋さんや革製品屋さんが立ち並んでいるのを見かけました。本屋さんで売ってるのは主に各国の言葉で訳されたガイドブック。つい立ち寄ってみたくなる形態ですよね。
雨はパラパラと降ったり止んだりと、不安定な空模様。薄手の上着と折り畳み傘に助けられました。
想像よりずっとずっと素晴らしいパンテオン神殿
パンテオンは高さ14mの柱に支えられた入口と、円形の建物によって成り立つ神殿です。
ガイドブックなんかでも特にフィーチャーされてないないので大して期待していなかっただけに、あまりの大きさに圧倒されてしまいました。石造りの建築物としては世界最大のスケールを誇るのだそう。
パンテオンが最初に造られたのは紀元前25年ごろですが、その後火事によって焼失し、118~128年ごろに再建されました。
さまざまな神をつかさどる「万神殿」だったため、ローマ教が信じられなくなったあともキリスト教の聖堂となり、破壊されずに2000年前の姿のまま今に残ります。遥か昔の建造物がそのままの姿で街中にポンとあるイタリア、すごい・・・。
パンテオン前の広場
パンテオンはロトンダ広場という小さめの広場にあります。
広場には馬車も。イタリアは街中でよく馬を見かけるのがおもしろい。
直径9mの穴が開いている美しいクーポラ
いざ内部へ!観光料が高いイタリア(何度も言う)ですが、ここは良心的で入場料は無料。そのまま中へ入ることができます。
私のとき(16時まえくらい)は待ち時間もなく、すぐに入れました。
一歩中へ踏み入れると、大きな大きなクーポラ(丸屋根の部屋)が迎え入れてくれます。
幅・高さともに43.3mというとんでもない大きさ。首が痛くなるほど頭を上げなければ全貌が見えません。予想だにしていなかったスケールと重厚さに、過剰な表現ではなく言葉を失いました。息をのむほど美しい。
天井にあるのは、直径9mのオルクス(ラテン語で「目」の意味)という大きな穴。ここから日差しが降り注ぎ、太陽の位置によって内部の表情を変えていきます。
ガラスなどははめられておらず当然雨も降り注ぐため、床には22個の排水用の穴があけられているんだそう。
パンテオン内部の中心近くに立って辺りをぐるりを見渡すと、自分の全方位にあるすべてのものがあんまりにも荘厳で美しいので、神秘的なものに全身が包まれたような不思議な気分になりました。
あちこちに彫刻も。
ルネサンス期の巨匠であるラファエロのお墓もあります。本人がここに埋葬されることを臨んだんだとか。
トレヴィの泉からパンテオンへの徒歩の行き方
トレビの泉からは、歩いても10分かかりません。
本当はパンテオンのそばにあるナヴォーナ広場に行きたくて、その途中についでに寄っただけだったんですが、いい意味で期待を裏切られまくる素晴らしい場所でした。ぜひぜひ行ってみてください~~!