気分はいつでも旅行客
20代営業職女性による国内外への週末ひとり旅のススメ
201905 GWイタリアひとり旅

コロッセオを出てトレビの泉~ヴェネツィア広場を歩く<イタリアひとり旅8/ローマ>

真実の口

コロッセオを見終えたら、ほかのローマの観光地へ向かいましょう。

まずは近くにある真実の口を見て、そのあとトレビの泉のほうへ向かいます。街並みを楽しみたかったので、すべて徒歩で!

ローマの休日でおなじみの「真実の口」をチラ見

コロッセオの出口を抜けたら、時刻はもう14:30ほど。9:00には来ていたのに、ずいぶんと時間がたってしまいました。

ほかの観光地も楽しむために、コロッセオ駅とは逆の方向へ向かいます。コンスタンティヌスの凱旋門がある方面です。

コンスタンティヌスの凱旋門

観光バスなどが多く行きかう石畳の道を抜けます。右手はフォロ・ロマーノ

コロッセオから出る

大昔の戦車競技場の跡を歩く

目の前に長~く伸びるオープンエリアの公園のようなものが現れました。のんびりした場所だな~とほのぼのしながら歩いていたら、ここはチルコ・マッシモという古代ローマ時代のキルクス(戦車競技)の跡でした。ぜんぜんほのぼのしてない。

チルコマッシモ

売店でジェラートを買ってリフレッシュ

売店を見つけたので、水も飲まずにコロッセオの待ち時間を耐え続けた私はここでジェラートを買うことに。イタリアといえばジェラート。

売店

うすいワッフルのささったレモンジェラート4€。そんなにお安くないですが、口のなかがさっぱりして、疲れた身体には救世主のような味わいでした。

レモンジェラート

ローマの休日でおなじみの真実の口へ!

真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会という協会の中にあります。チルコ・マッシモからもうひと区画行った先です。

実をいうと一度この教会の存在に気づかず通り過ぎてしまいました。それくらいの控えめなたたずまいです。でもよく見ると、教会の前には人がズラリ!

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会

まさかこの列に並ばないと真実の口を見れないの?!と絶望したんですが、真実の口はこの教会の入り口の通路部分にあり、道路に面した部分に設けられた柵から覗くことができました。

真実の口は並ばずに撮れる

真実の口の前に立って写真撮影をしたい人はこの列に並ばなければいけません・・・。私は「あの真実の口をこの目で見たぞ!」という経験だけで十分だったので、見るだけ見てここを去りました。

真実の口

コロッセオから真実の口までの徒歩の行き方

ルートはこちら。15分ほど歩きますがシンプルなので迷いません。

イタリアの街中にはおどろきがいっぱい

真実の口を見終えたら、今度はトレビの泉のほうへ。教会の目の前の道を歩いて、ゆるやかな坂を上っていきます。

広場

イタリアってすごい!と思ったのが、街中に点在する、決して超有名ではない建築物の数々。

ただ目的地に向かって歩いているだけなのに、あちこちに目が惹かれるものがあり、楽しみながら移動することができました。

マルチェッロ広場・サン・オボノボ協会

たとえばこれ、マルチェッロ劇場。一見するとやや小ぶりなコロッセオ。コロッセオを見たことのない人に「これがコロッセオだよ」と伝えたら、10人に1人は信じるんじゃないかと思うくらい似ています。

マルチェッロ劇場

そのほかにも、サン・オボノボ協会など。教会前に遺跡のようなものが広がっていました。

サン・オボノボ協会

こういうのが当たり前に、道にポンポンと建っているんです。うーんすごいぞローマ。

 

ヴェネツィア広場に到着!

さらに道なりに進むと、向こうに大きな建物が見えてきました。トレビの泉まで一直線で向かうつもりでしたが、このあたりをちょっと見てみることにします。

カピトリーノ美術館の馬

丘の上にあるカピトリーノ美術館

近づいてみると、カピトリーノ美術館という美術館でした。パラティーノの丘と同じく「ローマの7つの丘」のひとつである、カピトリーノの丘という小さな丘の上にあります。

道路に面した大きな階段を登ると美術館にたどり着くみたい。不勉強な私には聞いたことがない美術館でしたが、ツアー客らしき人たちがたくさんいました。

カピトリーノ美術館

存在感!ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

さらに道なりへ進むと、美術館のほど近くにまたまた大きな建物が。美術館とは、またさらにけた違いに大きそう。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂といって、1878年に亡くなった「無名の戦士」ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の記念碑がある場所だそうです。

噴水

こちらが正面。純白の石で作られたこの建物の大きさは幅135m・高さ80m完成までに26年もの歳月を掛けたといい、見る者を圧倒させる存在感がありました。

なんで私はこの場所を知らなかったんだろう?と不思議なくらい。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

ほかのローマの建物といえば赤茶のレンガ造りでやや古さを感じるものですが、これは比較的新しく、そして真っ白な石を使っているので、とにかく目立ちます。

このほかの景観と溶け合わない異質さや、新古典主義建築という様式を用いていることから、しばしば議論の対象になることもあるそう。

観光料だの予約だのにうるさいイタリアに珍しく、門が開いていればだれでも無料で入ることができるそうです。内部には市内を眺めることができるエレベーター(有料)も。

私はそれを知らずに、下から見ただけですごすごと退散してしまいました(泣)

多くの通りの起点に位置するヴェネツィア広場

この記念堂の前に広がるのがベネツィア広場です。左手の赤茶の建物が、この場所の名前の由来になったヴェネツィア宮殿です。

右手は百貨店かな?と思っていたんですが、今調べたら「個人情報保護庁」でした。えー!。

ヴェネツィア広場

ここベネツィア広場は5つもの通りの起点になっていて、ローマ有数の「交通量の多い」通りなんだそうです。

真実の口からヴェネツィア広場までの徒歩の行き方

真実の口からは大通りをず~っと上っていくだけ。10分ちょっとで到着します。

ヴェネツィア広場は当初寄るつもりの場所ではなく、ただ「真実の口からトレビの泉へ向かうルートの途中にある場所」というだけの認識だったんですが、いろんな建築物があってたのしい散策になりました。

さて、もう少し歩いてトレビの泉へ向かいましょう。