疲れたときこそ、頑張る自分を思い切り甘やかすひとり旅へ出かけてみませんか。
Contents
私がひとり温泉旅を選んだ理由
先日迎えた誕生日、ずっと憧れていた「ちょっと高級な温泉宿にひとりで泊まる」ことにトライしてきました!
年に10回ほど旅行する私にとっての”ひとり旅”といえば、新幹線やLCCで国内外へ向かい、安いホステルに泊まり、足の疲れも忘れてあちこちを歩き回ること。
でも、今回は!仕事が激増して疲れ切った今回だけは、なんにもせずにただただ癒される旅がしたい!
そう思って、都内からすこし足を延ばした先にある温泉旅館での贅沢旅を選んだのでした。
旅館選びの決め手は露天風呂付き客室!
宿の予約をしたのは旅行予定日から1週間ほど前の電車の中。
見やすいOzmallから予約
普段はBooking.comのヘビーユーザーですが、女性のひとり温泉旅を選ぶときにおすすめなのがOzmall!
【女性の一人旅】ひとり旅でも安心の宿|OZの温泉宿・リゾートホテル予約 – OZmall
素敵なお宿・写真ばかりなので見ているだけで心が躍るほか、「ひとり旅」プランを設けている宿泊先だけをピックアップすることができるので、スムーズに候補を絞れます。
「部屋食」「露天風呂付き客室」「にごり湯」「送迎バス」など、かゆいところに手が届く検索ができるところもお気に入り。
鬼怒川温泉を選んだ理由
様々なプランを調べていくうちに最初に思い知ったのは「温泉宿はわりとアクセスが悪いところが多い!」こと。車で行くのを前提としたような場所なのです。
一方で鬼怒川温泉は都内から特急に乗ればすぐ。ひとり旅かつ運転に自信がない私は、電車でのアクセスの良さに惹かれて鬼怒川温泉を選びました。
ちなみに鬼怒川温泉以外に、都内からの電車/バスのアクセスがよかったのは箱根と伊香保温泉でした。
旅館概要と費用
今回私が泊まったのは若竹の庄 別邸笹音。
鬼怒川温泉で最も一般的に使われる駅は「鬼怒川温泉駅」ですが、そのひとつお隣にある「鬼怒川公園」駅がこの旅館の最寄りです。
プランは朝夕2食付きで一泊2万8,000円。
私にとって宿泊先を選ぶにおいて絶対条件だったのは「露天風呂付き個室」があること!
加えてアクセスがまあまあ良く、ひとり旅用プランで食事も個室でいただけて、ひとり旅で来た方の口コミが良かったことが高ポイントでした。
最終的なお支払い総額は3万400円でした。
+往復交通費が6,000円ほどだったので、贅沢といえど4万円以内で収まる旅となりました。
- 宿泊料28,000円
- 入湯税150円
- 飲食代2,250円(夕食時)
- 往復交通費6,000円
都内から2時間!車がなくても楽々行ける良好アクセス
先述した通り、鬼怒川温泉の良さの一つは都内からのアクセスにあります。
電車/バスでの行き方
電車でなら新宿か浅草から特急スペーシアに乗って鬼怒川温泉駅へ行き、そこから乗り換えて1駅、鬼怒川公園駅に行くのが一般的です。(2時間/2,990円)
ほかにも新宿や東京から鬼怒川温泉駅までバスで行くこともできます。(2時間半/2,550円)
どちらにせよ頻繁に発着しているものではないので、お宿での時間をめいっぱい確保するためにも、移動時間は事前に確認しておくのがよさそう。
<私の場合:北千住から出発>
12:42発 北千住駅 → 14:09着 下今市駅(けごん21号/1時間27分)
14:13発 下今市駅 → 14:39 鬼怒川公園駅(東武鬼怒川線/26分)
東武鬼怒川線では進行方向左手の席に座るのがおすすめ。
鬼怒川温泉駅~鬼怒川公園駅までの区間に外を見ると、たまらなく寂れた温泉街を臨むことができます。
特急スペーシア含む東武鉄道は、券売機でも窓口でもクレジットカードが使えないので注意です!外国人の旅行客も多いだろうに、ちょっと残念な運営・・。
事前に特急券のみネットで購入・支払いし、手持ちのICカードを乗車券とする方法はあるようです。
旅館の最寄り駅に売店はなく、コンビニは車で5分ほどの距離。
買い出しはあらかじめ済ませておくことをおすすめします!
最寄り駅からの移動
鬼怒川公園駅から宿へ連絡すると、送迎バスを手配してくれます。(徒歩7分・車1分)
私のときはチェックイン直前に到着したからか、電話せずとも迎えに来てくれていました。
ちなみに帰りは、10:10発の最終バスに乗ると鬼怒川温泉駅まで送り届けてくれます。
今日だけは私のお城!宿の施設
送迎バスを降りると宿の従業員さんたちがお出迎えしてくれます。
ロビーに座ってあたたかいお手拭き・抹茶・お菓子をいただきながら、プランの確認と用紙記入を行います。
本館・別館が向き合う落ち着いた造り
最初に通される、受付ロビーやお土産屋さん・大浴場があるのは本館です。
そのすぐ向かいに位置するのが、今回宿泊する別邸笹音です。
本館は全24室、別邸は全16室。後者は全室半露天風呂付きです。
ジャズの流れる優雅なロビー
別邸の1階部分は落ち着いたインテリアの置かれたロビー。いかにも高級そうなオーディオから静かにジャズが流れていて、良い雰囲気です。
このロビーでは19:00~24:00ごろまでバーが利用ができるほか、朝には設置されたサーバーからセルフでコーヒーをいただくこともできます。
露天風呂・テラス付きの快適ルーム
別邸のお部屋は全部で4タイプ。私が泊まったのは和洋室のDタイプです。
6畳の和室とベッドルームが縦長につながっていて、ひとりなら十分な広さ!
Wi-Fiがなかった、と書かれた口コミを見かけたんですが、ちゃんとお部屋ごとにありました。
そしてなんといっても一番の魅力は半露天風呂!鬼怒川を臨みながらお湯に浸かれます。
こちらのお湯はアルカリ単純水で、さらりとした肌当たり。少しぬるめの湯でいつまでも入っていられそう。
肌寒い外気を感じながら入る自分ひとりだけの温泉に癒される・・・今も忘れられないくらい至福の時でした。
湯船周りのスペースに物を置くことができたので、夜遅くまで何度も気ままに部屋とお風呂を往復しては、本やお酒を持ち込んでゆっくり過ごししました。うーん贅沢。
アメニティは雪肌精がずらり。手ぶらで来ても大丈夫です。スチーマーも用意されていて、女性にはうれしい心配りです。
お風呂と同じく鬼怒川沿いにあるテラスでお酒を飲んだり、朝にコーヒーを飲む時間も最高でした。
なによりのご褒美はおいしい食事
待ちに待った食事の時間!夕食朝食ともに、別邸1階ロビーそばのレストランでいただきます。
1グループずつ和個室が用意されていて、「ここをひとりで使っていいの?!」と初めての光景にちょっと興奮してしまいました。神のような気分・・!
私ひとりのために1品1品配膳していただき、丁寧に説明してもらえるのがとんでもなく贅沢な時間でした。
ひとり個室でのんびりいただく夕食
夕食は18:00~お願いしました。お品書きはこちら。
繊細な前菜からお造り・煮物・サーロインの焼き物まで、口の中がずうっと幸せです。
▼先付けと前菜
▼お造り
▼煮物
▼サーロイン焼
▼水菓子(黒胡麻プリン・苺大福)
これまで食べたことのない、蓮根豆腐や生ハム杏巻などの味にはもだえるほど感動しました。
お恥ずかしながらひとりで食事をするときにいつもスマホを見てしまうのですが、目でも口でも美味しい食事と適切な配膳タイミングのおかげで、ただただ食事だけに集中して楽しむことができました。
朝からお肉!贅沢な朝食で旅を締めくくる
朝ごはんは8:00からお願いしました。(7:30ごろから15分刻みでリクエスト可能)
白米泥棒のような小皿がずらり。なんと朝からふっくら蒸されたお肉までいただけます。
お櫃も用意されているので、美味しい白米を心行くまで堪能できます。
朝食後はもういちど露天風呂に浸かり、ロビーでいただいてきたコーヒーを飲みながらテラスで川の音を聞き、とことんのんびりしてからチェックアウトしました。
帰る前にふらり。鬼怒川温泉の駅前広場もたのしい
宿を10:10に出る無料送迎バスに乗り、後ろ髪をひかれながら鬼怒川温泉駅へ。
あとは都内へ帰るだけ・・と思いきや、電車を待つわずかな時間に駅前広場をふらふらすると、ちょっとした楽しみがいろいろと見つかりました。
お土産屋さんがあるのはもちろん、たとえば足湯があります。
そしてなんとSL機関車の転車台も!
SL運転日に3回だけ転車台に入線し、ゆっくり機体が回っていくところが見られます。
ちょうどチェックアウトの時間帯にも予定されているので、時間があればぜひ!(10:30/13:50/17:25)
転車台のそばにはSLポップコーンという不思議なものも売っています。
名前だけ製品かと思いきや、食べると口から鼻から煙が出るんだそう!ひとりで食べるのはさすがに恥ずかしくてトライできませんでしたが。笑
あとは突如ステージに現れる忍者のゲリラショーや、観光客に声を掛けながら鼠小僧を探す岡っ引きショー(?)なんかもやっていて、最後まで楽しむことができました。
感想
わたしの、わたしによる、わたしのためだけに用意された時間。
見るもの聞くもの口にするものすべてが輝かしくて、ひとりでいることを寂しく思う隙は一秒たりともありません。それどころか“ひとり”は自由に満ち溢れていて、自分を大切にできる機会であると改めて再確認しました。
毎回こんな贅沢はできなくても、日常に疲れたら「ひとりでのんびりする」時間を買ってみませんか。とってもおすすめです!