気分はいつでも旅行客
20代営業職女性による国内外への週末ひとり旅のススメ
201808 タイひとり旅

カオサン通りらしい夜の過ごし方!マッサージ&国際交流<タイひとり旅14>

夜のカオサン通り

夜ごはんを食べたら、仲良くなった日本人大学生と別れてまたカオサン通りをふらふらします。だんだんと暗くなって人が増えてきて、「想像していた通りのカオサン通り」の様子になってきました。

夜のカオサン通りを楽しもう

左右に立ち並ぶ飲食店はオープンテラスのお店が多く、店内でかけられている様々な音楽が道の真ん中まで流れてきて、どこを歩いてもにぎやか。

ちょっとした屋台や売り子さんの姿も多く、その元気な様子が通りの雰囲気を盛り上げています。小さな光るボールのようなものを空に向かって思い切り投げ続ける売り子さんや、串にささったサソリを勧めてくる売り子さんも。

見たら押し売られると思っていても、おもしろくてついつい見てしまう。日本人と分かると「ヤスイヨ」「カワイイネ」「ムネガチイサイネ」(失礼な!)などと知っている日本語をばんばん投げかけてきて、アジアの活気を感じます。

ほろよい気分でマッサージ店へ

カオサン通りがほかの国の”賑やかな通り”とちがう雰囲気を生み出している理由の一つは、点在するオープンテラスのマッサージ店かもしれません。

マッサージ屋

お値段は30分530円から!

路上には、たくさんのスタッフが値段表の看板を持って客引きをしています。どこのマッサージ店も大体おなじ看板を使っていた気がします。共通価格なのかな。

マッサージ価格相場

適当に誘われるままにお店へ。さんざん歩いたあとなので、フットマッサージ30分150THB(約530円)をチョイス。

見知らぬ人とならんで受けるマッサージ

清潔感ある店内にはベッドがずらりと並べられていて、隣との距離はかなり狭めです。

みんなスマホをいじりながらリラックスして施術を受けています。この自由な感じ大好き!

マッサージ屋店内

なんとアルコールを飲みながらマッサージが受けられる!

オイルを塗ってしっかりマッサージしてくれます。感動レベルではないけど十分気持ちよくて、歩きつづけた疲労がずいぶん癒されました。

30分のフットマッサージが終わった後に、つい肩・首・頭のマッサージ30分180THB(約640円)も追加でお願いしてしまいました。これまた気持ちよかった。

それと最高にうれしかったのは、ドリンクを飲みながらマッサージを受けられること!

メニューを渡されたときに「え~!?いいの~!!?」と大喜びしたら店員さんに笑われました。だってこんなオプションサービスをほかで受けたことがないだもの~!

マッサージ中のビール

こちらのTiger140THB(約500円)。アルコールを摂取すれば筋肉がほぐれるからきっとマッサージにもいい効果がある、はず!!

計1時間のマッサージとドリンク付きで470THB(約1,600円)。いや~極楽でした。

「カオサン通りでマッサージを受けた」というと危なくないの?とよく聞かれましたが、むしろ人の目に付きまくる場所で、カバンを抱きかかえながら受けられるので、盗難の心配などなく気軽にリラックスできるところもすごく良かったです。

カオサン通りで新たな出会い

マッサージを終えて21時すぎ。お店を出ると、通りの盛り上がりはさらに熱を帯びている様子。ハグをする人、すれ違う人にハイタッチする人、踊る人。いろんな人が陽気に賑やかに楽しんでいます。

店の中も外も境界が曖昧というか、カオサン通り全体が一つのステージのようで、なんとも不思議でおもしろくパワーがある場所です。

夜のカオサン通り (2)

そんな中、私はトイレの我慢がピークに達しそうで大焦り・・・!必死に探してみるもなかなか見つからず、どうしたもんかと思っていると、韓国人の男性2人が声を掛けてくれました。

日本の漫画好きの韓国人大学生(また歳下!)だという彼らと立ち話をして、おかしな人たちではなさそうだったのでいっしょに飲みに行くことに。

「どこに行きたい?」と聞かれて「きれいなトイレがありそうなお店」と即答。

一軒目:Center Khao Sern

カオサン通りのちょうど真ん中あたりにあるCenter Khao Sernというお店に。名前の通りすぎる。

着いてすぐにトイレへ駆け込んだのは言うまでもなく。ちゃんと清潔だったので一安心。

一軒目の外観

そのあと三人で飲み物を注文。一応少し警戒して、大瓶のビールをシェアすることにしてもらいました。

お店はスポーツバーのような雰囲気で、音楽が大音量でかかっています。大声を出して話さないと会話が困難なくらいに賑やか!さらにカオサン通りに面したテラス側が死ぬほど蒸し暑くて、少しすると全員汗だくに。

楽しげな雰囲気のお店だったんですが、この日の気候には合わなかったので30分くらいで退店しました。

セクシーな格好をした店員さんがなぜか私をすごく気に入ってくれて、私のカメラでいっしょに写真を撮って!とせがまれたのが良い思い出。小顔でものすごく綺麗な方でした。(写真をよく見ると後ろの人が「laughing gas」を売っているのがやや怖・・)

店員さんと

2軒目:Buddy Beer Wine Bar and Grill

せっかくなのでもう1軒ハシゴ。Buddy Beer Wine Bar and Grillへ。こちらはわりと奥側に位置していて、白い大きな門のような入り口がかなり目立つお店です。

二軒目の入り口

内側へ進むと中庭のような場所が広がっていて、ここで飲むことができます。おしゃれな雰囲気で、賑やかながら声は通るし、蒸し暑くもなくとっても快適でした。左手には完全室内で飲む場所もあり、トイレもきれいです。

さらにここで3杯くらいぐびぐび。

二軒目の店内

相手の韓国人大学生たちはとにかくいい子。彼らは日本語を、私は韓国語を勉強中なので、お互いの国の言葉を教え合って24時近くまで楽しく過ごしました。

もう今ごろは兵役に入ってしまったんですが、終えたころにまたソウルで会えたらいいな。

帰りはタクシーで

25時くらいまでドンチャン騒ぎが続くカオサン通りですが、明日も朝から予定があるので日付が変わる前に帰宅することに。

カオサン通りは近くに交通機関が通っていないので、カオサン通りで飲みたいと思うなら夜のタクシー利用はほぼ避けられません。タクシーで近くの駅まで行って電車を使うか、タクシーでそのまま目的地まで行くのが一般的です。

 ※近くの駅=BTSナショナルスタジアム(National Stadium)駅やMRTファランポーン(Hua Lamphong)駅など

大通りへ出るとタクシーがずらり。何人もの運転手が車の外に立ち、乗車前にお客さんと値段交渉をしています。

こういう“観光地ぼったくり価格”がまかり通る場所は避けて、流しのタクシーをつかまえるほうが無難ですが、韓国人大学生たちが値段交渉もしてくれるというので任せました。

ホステルのあるトンロー駅はカオサン通りから結構離れているので、タクシーで35分ほど。この程度の長距離なら150THBくらいが相場かなと考えていたら、運転手さんが最初に提示した価格は500THBでした。交渉してじわじわ値が下がり、230THBになったところでこちらがOKを出しました。

さすがにドキドキしながら帰宅しましたが、乗車中にも何事もなく、最後に価格を上げられることもなく、無事にホステルへ帰ってこられました!は~よかったよかった。

不安な場合はGrabを使ったり、万が一に備えてタクシーの後部座席についているタクシー番号(黄色いプレート)を撮影するとよさそうです。

Google Mapで正しい方向に帰れているか確認することも忘れずに!

楽しいけど危機管理も重要なカオサン通り

通りの雰囲気そのものも、その場所にいる人たちも、みんなみんなアグレッシブでオープンな印象のカオサン通り。ひとりでふらつく予定が、日韓二組の大学生に出会い、彼らのおかげでずいぶんと楽しい時間を過ごすことができました。

ただ、私は不用心ながらラッキーなだけで、本当はもっと警戒が必要なんだろうなとも思います。

なぜなら私の弟は大学生のころに世界一周をして、ここカオサン通りで仲良くなった欧米人に「外で飲みなおそう」と誘われ、買ってきてもらったお酒に薬が盛られていて、気付いた時には朝の路上で一人きり。財布とパスポートを盗まれたというトンデモナイ経験をしているから!

危険が潜んでいるのは確かでも、魅力的なカオサン通り。気になるならぜひ行ってみることをおすすめします。おせっかいで、かつ説得力がないかもしれませんが、どうぞ自衛の意識を忘れずに楽しんでください!